極み明太子の土鍋ごはん
─たっぷり薬味 煎りごまの香り─

『巣鴨 もて木』
林滋治 店主

一度訪れると林店主の人柄と旬の食材を活かしたメニューの虜になる、巣鴨の隠れ家的人気和食店「巣鴨 もて木」林店主にIH土鍋Karlを活用したオリジナルレシピを考案していただきました。

吹きこぼれにくい形状のカールは、 土鍋をもっと身近な道具に感じさせます。

今回はKarlの8号を使用して、家庭でも気軽に楽しめる土鍋ご飯をご紹介します。「土鍋でご飯」は和食の基本のメニューですが、普段家庭で楽しむにはちょっとハードルを高く感じる方も多いのでは。吹きこぼれにくい形状のカールは、従来の土鍋に比べ気楽に使えるので、そんなハードルを下げてくれます。土鍋ご飯の行程はとってもシンプル。そこにちょっとした「ひと手間」を加えることでお店の味に。そんな土鍋ご飯をご紹介します。

ポイントはちょっとのひと手間。
事前準備でご飯は美味しく。

土鍋ご飯、このレシピは材料も行程も少なくとってもシンプル。だからこそ、ちょっとしたポイントを押さえながら調理すると素材のおいしさがグッと引き立ちます。主役のお米は冷水で洗って浸水させておくのがポイント。「冷たいお水」がポイントです。また合わせるお出汁も冷蔵庫で冷やしたものを使いましょう。昆布だしは昆布を水に浸け、冷蔵庫で3日寝かせておけば出来上がり。それも考えようで、「3日間放っておく」と考えれば気が楽です。毎日のように使うお出汁なので、このひと手間も習慣になれば簡単です。

和のハーブミックス。
季節の旬を楽しむ工夫を。

日本には二十四節気、四季を楽しむ習慣があります。食材にはもっとも食べ頃となる「旬」があります。そんな「旬の食材」を使って料理をすると、食卓でも季節を感じられ、毎日の食事をさらに楽しめます。旬の食材は新鮮で栄養価も高く、味わい豊かでおいしいく感じられるものです。今回は大葉やみょうがを使った薬味をご紹介していますが、季節に合わせて、三つ葉や生姜など、お好みの薬味を合わせて四季折々の味覚を楽しんでください。

極み明太子の土鍋ごはん―たっぷり薬味 煎りごまの香り― 極み明太子の土鍋ごはん―たっぷり薬味 煎りごまの香り―

CHEF’S RECIPES

和食

極み明太子の土鍋ごはん
― たっぷり薬味 煎りごまの香り ―

IH軽量土鍋9号

KAL0308BE
IH軽量土鍋8号/ベージュ

材料

材料(3人分)

  • お米

    2合

  • 割り下
    お出汁
    360ml
    薄口しょうゆ
    20ml
    20ml
  • 極み明太子(たらこでもOK)

    1腹(2本)140g

  • 薬味
    九条ネギ(お好みのネギでもOK)
    適量
    みょうが
    2個
    大葉
    10枚
    いりごま
    適量

作り方(調理時間20分)

STEP1
STEP
1

事前にお出汁を取っておく。(だしパックでもOK)

―もて木流・お出汁の取り方―
割り下の黄金比率は=「18:1:1」(出汁:しょうゆ:酒)
a.水2Lに対して昆布50gを冷水に約3日浸けておく。(冷蔵庫で放っておけばOK。)
b.aを約60℃位の火にかけじっくりと沸かしていく。(昆布は低温抽出がオススメ。)
沸々とし出したら昆布を取り出す。200ml程の差し水をし、一度しっかりと沸かす。
c.火を止めて鰹節を50g入れ、約80℃で1~2分火を入れる。鰹節を漉せば、お出汁の完成。
冷蔵庫で数日保存可能なので、是非お試しください。

STEP2
STEP
2

お米2合を研いで、30分冷水につけておきます。(お米を研ぐ際は冷たいお水で。)
お米の水気を切り、Karlへ入れ、割り下を注ぎ強火にかける。
吹きこぼれにくい形状なので、最初はフタなしでOK。

STEP3
STEP
3

沸騰してきたのを確認したら、フタをして弱火で10分。
その間に明太子を一口大にカット。

STEP4
STEP
4

約5分経ったらフタを開け、米肌が立ったのを確認し、一口大に切った明太子を並べ入れ、フタをしてさらに弱火で5分待つ。
強火にし「おいしくなあれ」の一呼吸で火を止める。(土鍋からのプチプチ音を目安に)
ここからは蓋を開けずに10分蒸らす。
ネギ、みょうが、大葉をそれぞれ小口切りにし、混ぜ合わせて水にさらしておく。

STEP5
STEP
5

薬味、いりごまをたっぷりとかけ、ざっと混ぜ合わせて出来上がり。(明太子は、細かく崩すのと荒く残しておくのとが混ぜると触感を楽しめて良い。)

STEP6
STEP
6

完成

STEP7
STEP
7

アレンジで薬味を入れる際にバターを合わせれば洋風に。ごま油をかければ中華風、海苔を巻いておにぎりに。気分に合わせて何度も楽しめます。

巣鴨 もて木

巣鴨 もて木
林滋治 店主

巣鴨 もて木

林滋治 店主

服部料理専門学校卒業後、都内和食店で修業。その後2008年に国の重要文化財「明治生命館」地下にあるクラブレストラン「センチュリーコート丸の内」二十四節季「朔 –SAKU-」初代料理長に就任。料理長を6年務めた後、巣鴨にて独立。現在の巣鴨『もて木』をオープン。夫婦で切り盛りする「もて木」は、女将さんの気配りと心遣いが随所に感じられる居心地のいい空間と、店主の飾らないのに粋を感じる人柄、旬の食材を活かした料理に定評があり、地元に愛される人気店に。

  • 住所

    〒170-0002 東京都豊島区巣鴨4-22-28 エクセル巣鴨 1F

  • 電話番号

    03-3918-2333

  • 営業時間

    Dinner [火~日(第1・3日曜日以外)]
    17:30~22:00

  • 定休日

    毎週月曜日・第1、第3日曜日の夜
    ランチ営業はしばらくお休みさせて頂きます。
    営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

  • URL

    instagram @sugamo.motegi

  • ※コロナウイルスの影響により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。
    店舗のホームページにてご確認の上ご来店いただきますようお願いいたします。
  • ※紹介したレシピは実際にお店で提供しているメニューではございません。
  • ※シェフは、写真撮影時のみマスクを外しています。